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​食品ロスについて

  • ​食品ロス=食べられるのに捨てられる食品全般(全体の46%が家庭、企業が54%)

  • フードロス=生産・加工・流通で発生した廃棄物

食品ロス削減についてのヒント

  1. ​家庭の食べ残しの原因の約7割が「料理の量が多すぎるから」。​

  2. ​家庭生ごみの45%は、まだ十分に食べられるのに捨てられた食品。

  3. 野菜や果物など調理の際に、栄養が豊富な部位を捨ててませんか?

  • ブロッコリーの葉と茎には、蕾部分と同等のガン細胞増殖抑制作用があるほか、3倍のポリフェノールや抗アレルギー作用がある。​

  • ​白菜の外葉には、内側より2.5倍のカルシウムが含まれている。

  • 桃の皮には、カテキンをはじめ、クロロゲン酸、プロシアニジンなど、抗酸化作用が高いポリフェノールが実の2倍含まれている。また最も甘くおいしいのは、皮のすぐ内側なので、流水でよく洗って皮ごと食べるのが良い。

  • キャベツの芯はミネラルが豊富。カルシウムは葉の2倍、ナトリウム、カリウム、亜鉛、銅などすべて芯のほうが多く含まれる。

  • タマネギの皮は、外側の茶色い表皮や少し色がついている2枚目まで捨ててしまうとカルシウムは約95%、マグネシウムは約81%も捨ててしまうことになる。表皮に含まれるケルセチンは、血液サラサラ、認知症予防、アレルギー改善など様々な効果が期待できる成分ですが、その量は内部のなんと20倍。

  • レンコンの皮には、ポリフェノールの一種であるタンニンが含まれ消炎作用や血管の老化を防ぐなどの抗酸化作用に優れている。そのタンニンが節には実の5倍、皮には実の2倍が含まれている。但し、15分以上加熱すると半減するので注意。

  • ニンジン皮は、ビタミンC、カルシウム、マグネシウム、リン、ビタミンKなどが実よりも多く含まれているが、部位別だと上下の先端部にビタミンCが多く含まれている。

  • キュウリ、ジャガイモ、サツマイモも流水で洗って皮ごと、ピーマンの種は捨てずに、セロリは葉っぱも残さず食べることで無駄なく栄養が摂れる。

上記はほんの一例であり、「エビの殻には栄養が豊富」「生ごみは水切りをしてから捨てると環境負荷が軽減する」等々、まだまだ多くの食品ロス削減やごみ減量の取り組みがあると思いますが、野菜や果物からの栄養分を少なからず捨ててしまっていることを「もったいない」と考え、食品ロス削減の「ちょっとした挑戦」へのヒントになれば幸いです。食品ロスを減らすことが、家庭のごみ減量につなががり、生ごみ分別の負担を軽減できる一助となることと考えます。

 

​このページにご紹介したヒント以外にも

「ここ捨てたらもったいないよー」

「いつも捨ててるここに栄養あるよー」

「私はこうしてるよー」

みたいなことを、どんどん紹介していきたいと思いますので、メールアドレス uesugi-takashi@kind.ocn.ne.jp または、トップページお問合せから教えていただけると嬉しいです。ぜひよろしくお願いいたします!

(参考文献)井出留美『捨てられる食べ物たち』旬報社 / 竹間勉『その調理、まだまだ9割の栄養捨ててます!』世界文化社

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